内分泌代謝内科
- TOP
- 内分泌代謝内科
内分泌代謝内科とは
糖尿病は、「栄養・代謝」の病気であるほかに、「内分泌」の病気でもあるというもう一つの特徴があります。
「内分泌」とは、ホルモンのことです。ホルモンは、血液にのって運ばれ、それぞれ特徴的な働きをしています。
ホルモンには多くの種類があり、代表的なホルモンには、甲状腺ホルモン、副腎のホルモン、脳の下垂体のホルモン、男性ホルモン・女性ホルモン、それに先ほど説明したインスリン、などがあります。
このホルモンが多すぎたり足りなかったりすると、病気になります。甲状腺ホルモンの異常では、バセドウ病、橋本病、などが起こり、副腎のホルモンの異常では、クッシング症候群、アジソン病などの疾患が起こります。
ホルモンの病気の症状はざまざまで、全身に及ぶことが多いのです。血圧や体重の異常、骨粗鬆症などを起こすこともあります。そのため、特定の内臓を専門にする内科とは別に、ホルモンの異常を専門に扱う科が必要で、これが「内分泌代謝内科」になります。
糖尿病も、インスリンというホルモンが主に関係する点で、「内分泌」の病気ですし、ほかのホルモンの異常が糖尿病と密接に関係することもあります。そのため、当院では「糖尿病内分泌内科」として、糖尿病はもちろん、広くホルモンや代謝(体の中の分解・合成反応)に関わる病気全般を対象に診療を行います。
具体的には、当院では糖尿病以外に、以下のような内分泌疾患も診ています。
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 橋本病
- クッシング症候群
- 原発性アルドステロン症
- 褐色細胞腫
- 副腎機能低下症、など
こうした内分泌疾患を治療することで、血圧や血糖値も落ち着くことがあります。より専門的な検査が必要な場合は、総合病院にご紹介いたします。
ホルモンとは
ホルモン、とは、生命の維持や体の安定な状態を保つために、必要な時に司令として血液中に放出され、命令さきへ情報を伝えるものです。
血糖値が上がると血液中に放出されるインスリンもその一つですが、ホルモンには他にも非常に多くの種類があり、それぞれとても精密な制御を受けています。したがって、ホルモンの量や働きに異常があると、様々な臓器に症状が出てきます。
こうした病気を扱うのが内分泌代謝内科です。
病気と関係する代表的なホルモンには、甲状腺から出る甲状腺ホルモン、副腎から出る副腎皮質ホルモン(コルチゾール)・アルドステロン・アドレナリン、副甲状腺から出る副甲状腺ホルモン、成長ホルモンを代表とした様々な下垂体ホルモン、インスリンとともに血糖値に関係するグルカゴン、それに男性ホルモンや女性ホルモンなどがあります。
ホルモン・甲状腺・更年期障害
内分泌の病気は、全身の、しかも他の病気でも起きうる症状が出たり、あるいは症状がはっきり出なかったりするため、ホルモンの異常がなかなか想定されず、診断が遅れることがあります。
一方、50歳以上の女性の10人に1人は甲状腺に所見があると言われています。女性の更年期障害は、人によってはとても辛い症状ですし、男性にも更年期障害があることが知られています。
血液中のホルモンの量を測定することが診断と治療につながりますが、一般健診の項目にはホルモンは含まれていません。
甲状腺の疾患では、下記のような症状が出ることがあります。
- 動悸、息切れ、多汗、不眠、疲れやすい、考えがまとまらない、体重減少
- 寒がり、むくみ、便秘、筋肉痛、体重増加
- 手足に力が入りにくい、喉の渇き
更年期障害では、以下のような症状が強く出ることがあります。
- のぼせ、発汗、動悸、気分の落ち込み、眠気
こうした症状が持続して、他に思い当たることがない場合は、一度検査を受けてみることをお勧めします。
診療予定表
概要
院長 | 安田佳苗 |
---|---|
副院長 |
安田和基 (杏林大学内科学教授ー糖尿病) |
スタッフ | 5名 |
標榜科 | 糖尿病内科、一般内科 |
所属・資格 |
日本糖尿病学会認定、糖尿病専門医・研修指導医、 日本内科学会認定、総合内科専門医 |
住所 |
〒125-0062 東京都葛飾区青戸3丁目30-5 |
電話 | 03-5680-5533 |
連携医療機関 |
慈恵医大葛飾医療センター 東京都立東部地域病院 東京大学医学部附属病院 朝日生命成人病研究所附属病院 など |
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00 〜 12:00 (初診は11:30まで) |
● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
14:00 〜 18:00 (初診は17:30まで) |
● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
※休診日:木曜、日曜日、祝日
※当院は予約優先で診療を行っています。
※ワクチン予約はお電話でお願いします。
※当院では風邪症状など「発熱専門」の外来は行っておりません。
糖尿病患者さんの重症化リスクが高まるため、発熱(風邪症状)の患者さんは事前にお電話でのご予約をお願いします。糖尿病患者さんの予約のない時間になるため、枠が少ないことをご容赦願います。また予約なしでご来院の場合、隔離施設がないため大変お待たせすることがございますのでご理解をお願いいたします。詳細はこちら
・診療には各種カードがご使用いただけます。